雨の日の男を優雅に演出。 〜職人技が光るメイド・イン・ジャパンの高級傘〜

Vol.17 三松商事株式会社 MIMATSU SHOJI CO.,LTD. 紳士用品雑貨 TEXT:YURIKO KISHI


昭和24年創業の三松商事は、高級ネクタイをはじめ、マフラー、ネクタイバー、カフスやチーフなど、バラエティ豊かな紳士用品雑貨を取り扱う“問屋を超えたマーケティングカンパニー”。売り場起点での独自のオリジナル性豊かな企画提案から、製造・卸売までをトータルに行っている。同社が、「傘」の分野に参入したのは、4年ほど前のこと。今春から、ダーバンのライセンス商品に新たに加わった傘のラインアップについて伺うべく、中央区日本橋蛎殻町(かきがらちょう)のオフィスを訪問した。

01.日本屈指の高級傘地の産地、
山梨の職人が手作業で作る美しい傘


織物の産地として名高い山梨県。中でも、富士山のふもと周辺は、高級傘地の日本屈指の産地として知られている。三松商事が手掛けるダーバンの傘が作られているのも、この地域の一角にある高級傘専門の会社だ。独自に保有する機場(はたば)や加工場には、傘地を織る職人、裁断を行う職人、縫製を行う職人など、各工程のエキスパートたちがおり、その丹念な手作業によって、1本の傘を作り上げていく。

「傘地は、プリントを施したり、後染め加工を行うことが一般には多いのですが、当社では、ネクタイと同じように、糸の段階から染めに入ります。ポリエステル先染糸を使って、日本国内では稀少なジャガード織機で、傘地を織り上げます。加工は、職人が細部にわたり全て手作業で仕上げています」。

02.ダーバンらしさと機能美を散りばめた珠玉の逸品


今回、三松商事が手掛けたライセンス商品は、長傘3型、折りたたみ傘3型の全6型の各2色。「ダーバンをイメージした時、シルバーやグレーといった色が浮かびました。これを活かせないかと考え、石突き部分や傘骨、ロゴを刻印したプレートには、シルバーメッキを使用しました。近年は、これらの部分にいぶし銀を使用した製品が多いので、さりげなく個性を主張したい方にはぴったりだと思います」

折りたたみ傘のケースには、傘を折りたたんだ状態と、伸ばした状態の両方で使用できるように、スナップボタンひとつで長さを簡単に調節できる仕様になっている。機能美を兼ね備えた傘は、雨の日の通勤時などに重宝するアイテムになるだろう。

03.高品質を追求したいから『メイド・イン・ジャパン』


ネクタイにしろ、カフスにしろ、三松商事の商品にはどれも気品が溢れていて、ひと目見て上質なものだとすぐに分かる。高品質な物づくりを追究していく中、同社がたどり着いたのは、「メイド・イン・ジャパン」というこだわり。

傘の製造地に選んだ山梨県を代表する甲州織が、400年以上にも及ぶ長い時間をかけて、日本の伝統的な生地や技術を継承してきた賜物であるように、日本人ならではの“丁寧で心のこもった物づくり”をモットーに、選び抜かれた素材や技術によって作られる商品には、顧客からの厚い信頼が寄せられている。

雨の日の男性をこれほど優雅に演出してくれるアイテムは他にない。ぜひ一度手に取って、その素晴らしさを実感してみていただきたい。


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