男の遊び心×99年の伝統<br>靴磨きの新方程式、ブートブラック

Vol.24 BOOT BLACK  ブート ブラック PHOTO:SEIJI SAWADA , TEXT:YURIKO KISHI


4月26日、東京・丸の内の商業施設「KITTE(キッテ)」2Fに、ダーバン初の直営店がオープンした。その誕生を記念して、オープン初日から二日間に渡って開催された「PRODUCT MAKES MAN-本気のプロダクトが本物の男を創る-」は、本気のプロダクトやサービスを手掛ける企業との異業種コラボレーションによって実現した「男を上げる」体験型イベント。今回紹介する一社は、1919年創業、シューケア文化のパイオニアである株式会社コロンブス(以下、コロンブス)。国内随一の靴クリームメーカーとして長年培ってきた“メイド・イン・ジャパン”のノウハウと開発力を結集して作り上げたハイエンドブランド「Boot Black(ブートブラック)」の魅力について、たっぷり話を伺った。

01.“コロンブスの伝統=ジャパンメイド”が、
今に活きる「Boot Black」


「Boot Black(ブートブラック)」は、革靴を愛するすべての男性のために、“磨きのプロたち”が作り上げたコロンブスのプレミアムシューケア・シリーズ。90年以上の年月をかけて築き上げた伝統を今に活かすべく、その真髄を遵守しながら、「最高級のプロダクトを作り上げること」を目指して、独自の技術・開発力のもと、創意工夫を重ねて作られたブランドだ。

ブートブラックの製造は、コロンブスの靴クリーム、クリーナーのすべてを生産している自社工場「松戸ファクトリー」(千葉県松戸市)で行われている。ワックスなど、靴クリームの原料の選定に始まり、ブレンド、乳化、容器への充填、検品、梱包、出荷に至るまで、すべての工程において、靴クリームや靴仕上げ剤に関する多彩な実績とノウハウを備えたスペシャリストたちの手が携えられている。

02.こだわる男の「遊び」を
徹底して叶えたラインアップ


今回のコラボレーションイベント「PRODUCT MAKES MAN-本気のプロダクトが本物の男を創る-」でコロンブスが掲げたテーマは、「艷やかな男」。希望する来場者には、ブートブラックの製品を使ったシューシャインサービスが無料で提供された。

「ブートブラックでは、革靴を磨いたあとの格別な美しさ、満足度を追求したシューケア製品をご用意しています。イベントの初日には、お昼休みやお仕事帰りに立ち寄ってくださった方など、約50名のお客様の靴を磨かせていただきました。おかげさまで、当社ならびにブートブラックの製品について、知っていただく良い機会となりました」と話すのは、コロンブス企画部の小髙慎吾氏。

保革・補色・艶を与える乳化性のシュークリームをはじめ、革の汚れを効果的に落とす「レザーローション」、オイルレザーやリザード、クロコダイル、コードバン、パテントレザーなど、さまざまな種類の専用クリームの数々、艶出しや撥水効果に優れた「シューポリッシュ」など、バリエーション豊かな製品がずらり。前途のシュークリームにおいては、ブラック、ダークブラウンといった定番色から、バーガンディ、ヴィンテージグレー、コニャックなどの稀少な色まで、全38色ものカラーバリエーションがそろう。

「こだわりを持つ方ほど、“遊び”を楽しまれる傾向にあります。例えば、ブラウンの革靴をダークブラウンのシュークリームで磨くと、アンティーク調に仕上がり、黒の革靴をネイビーのシュークリームで磨けば、太陽の光などにさらされた時、少し青みがかった黒に輝くというように、見る角度などによって異なる輝きを放つ、その繊細な趣を楽しまれている方は多いですね。さまざまな遊び方ができるように、色のバリエーションは可能なかぎり広げています」

03.国境を軽やかに超える“本物”


雨などで乾燥しがちな革底に潤いと柔軟性を与える「レザーソールコンディショナー」や、革底靴のコバのケバ立ちを抑え、補色効果でキズを目立たなくする「エッヂカラー」、靴のキズを補修する「リペアクリーム」のほか、江戸刷毛の老舗店「江戸屋」による馬毛と豚毛のシューブラシ、ウォールナット材のシュートリーなど、至れり尽くせりのラインアップ。

ブートブラックは、国内での展開に加えて、イタリアで年2回開催されるメンズファッションの祭典「ピッティ・ウオモ」にも出展している。ここでも、今回のイベントと同様に、磨きの実演を行い、その精緻な手腕と上質な製品群のマリアージュが好評を博している。小髙氏によると、出展するたびに、米国やヨーロッパの百貨店やセレクトショップを中心に、海外でも取り扱い店が増えているという。

メイド・イン・ジャパンの本気のプロダクト――。この共通点を介せば、コロンブスとダーバンとのコラボレーションは、至極、自然なことだったといえる。余談になるが、今回のイベントで何より筆者が感動したのは、来場者の靴を磨くその人の靴こそ、ひときわ美しく輝いていたこと。自らがロールモデルだからこそ、胸を張って本物を提供できるのだ。スーツと相思相愛の革靴、内面を研ぎ澄ます心意気で、気合いを入れて磨いてみてはいかがだろう。

BOOT BLACK http://bootblack.jp/


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